ゴミ屋敷清掃後に再びゴミを溜めないための習慣作り
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ゴミ屋敷をやっと片付けたものの、また散らかってしまいゴミ屋敷が再発してしまったなんて人もいるのではないでしょうか。なかには実家のゴミ屋敷を片付けたものの「また同じ状態になってしまうのでは…」と心配している人もいるかもしれません。
ゴミ屋敷は、もともとの原因からしっかりと向き合っていかないと、再発するケースも少なくありません。ゴミ屋敷を再発させないためにはどうしたらいいのか、具体的な対策を解説していきます。
目次
ゴミ屋敷が再発する主な原因は?
ゴミ屋敷が再発する原因にはさまざまなものがあります。
例えば、ゴミ屋敷を家族や友人と一緒に片付けたとしても、家主本人の問題を解消できていません。ゴミを溜め込んでしまう人には、必ず理由があります。
例えば、片付けに対して甘い認識を持っており「多少散らかっていても問題ない」と考えてしまう人です。あとで片付けようと思っていて、知らぬ間にゴミの量が増えてしまうこともあります。また、物を捨てられない人もおり「いつか使うかも」という心理からゴミ屋敷を繰り返してしまう人もいます。
また、ゴミ屋敷を改善したあとに生活環境の変化によって再発してしまう人もいます。例えば、家庭環境の変化や転職、病気などでストレスが溜まり、掃除ができなくなってしまうこともあります。ゴミ屋敷が再発するリスクは、誰でも十分に考えられるのです。
清掃後にごみをためないための習慣作りのポイント
ゴミ屋敷を片付けたあとに、ゴミを溜めないためにどうしたらいいのでしょうか。
習慣づくりのポイント6選を紹介します。
・本当に必要なものか見極め物を増やさない
・生活動線を考えた収納にする
・家に出入りするなどコミュニティを作る
・ストレスを溜めない生活を心掛ける
・定期的な引越しも視野にいれる
・精神的な問題であれば治療や人に頼る
それぞれ詳しく見ていきましょう。
本当に必要なものか見極め物を増やさない
ゴミ屋敷になってしまった人は、買い物をするときに「本当に必要な物かどうか」を考えてから購入するようにしてください。なくなったときのことを考え、つい余計な在庫を持ってしまう人もいるでしょう。
在庫の管理ができていないと買ったことを忘れてしまい、家のなかに物が増える原因となってしまいます。できればミニマリストを目指し、生活に必要最低限のものだけで生活できるようにしておきましょう。ゴミ屋敷を掃除したあとに本当に必要な物以外に物を増やさないようにしてください。
生活動線を考えた収納にする
収納を考える時に、生活動線も意識するようにしておきましょう。きれいにした状態を長く維持するためにも、家のなかでよく使う動線にのみ物を置くようにします。住宅の間取りやライフスタイルによっても変わってきますが、置く場所を決めておくことでどこに置いたかわからなくなる心配がなくなります。
在庫は、使う場所の近くに置くようにすると手間をかけずに収納ができ管理しやすくなります。生活に合わせた収納のためにも、一度家のどこに置くべきかを考え見直すようにしてください。
家に出入りするなどコミュニティを作る
家に人の出入りを作り強制的に「片づける理由」を作る方法があります。ゴミ屋敷になってしまう人の多くは、人とのコミュニケーションが少ない人に多い傾向があります。
一人暮らしで家族がいない、友達もおらず外出する機会が少ないなど、孤独が原因でものに囲まれていることに安心感を覚えてしまう人もいます。趣味を通して家に人を招くようにしてみたり、働きに出る、コミュニティに参加するなど外部との繋がりを積極的につくるようにしておきましょう。
また、高齢者の場合は住宅周りの掃除のボランティアや、散歩を通して地域の人とのコミュニケーションを取るなどさまざまなやり方があります。
ストレスを溜めない生活を心掛ける
ストレスが溜まるとゴミ屋敷が再発するリスクを高めてしまいます。仕事や生活のなかで溜まってしまったストレスを、いかに発散できるかを考え対策していくようにしましょう。
例えば、家に閉じこもったままで過ごすよりも適度な運動を習慣化させる、趣味の時間を作ることでストレスを緩和できる場合もあります。自分にあった気分転換を心掛けることで、ストレスを減らすことにも繋がります。できることから始めるようにしてください。
定期的な引越しも視野にいれる
ゴミ屋敷を再発してしまう人は、定期的な引越しも視野にいれるのをおすすめします。例えば、賃貸物件の場合2年ごとの更新となり更新費用を支払わなくてはいけなくなります。このタイミングで引越しするようにしておけば、ゴミ屋敷になる前に定期的に片付けることになります。
引越しで物を減らすことになるため、ゴミ屋敷が再発することがなくなります。その分、コストもかかってしまいますがどうしても難しい人は定期的な引越しも視野にいれてみるといいと思います。
精神的な問題であれば治療や人に頼る
精神的な問題で物を捨てられないのであれば、カウンセリングなど適切な治療を受けたり家族や友人、自治体などに頼るのもおすすめします。話を聞いてもらえる人がいることで、精神的な負担を減らすことにも繋がります。
また、ゴミ屋敷になる前に片付けようと前向きな気持ちになれる人もいるでしょう。精神的な問題は長期化しやすいため、できるだけ人に頼りつつ、改善していくことも含め考えるようにしておきましょう。
ゴミ屋敷を再発させない片付けのコツ
ゴミ屋敷を再発させないために、片付けのコツについて紹介します。
・1日5分の掃除を習慣にする
・床にものを置かない
・毎月不用品を見直す
・収納スペースの8割を意識する
・収納ボックスを使いカテゴリー整理
・使ったものは元の場所に戻す
・捨てるだけでなく再利用を意識する
・自治体のゴミ分別ルールを理解する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1日5分の掃除を習慣にする
片付けを習慣化させるためにも、1日5分を意識するようにしてみてください。5分であればちょっとした隙間時間に片付けができますし、大きな負担になることもありません。できれば、毎日決まった時間に片付けるようにするのがポイントです。
たった5分でそこまで変わるのかと思う人もいると思いますが、1週間毎日続けると35分となり十分に片付けられる時間です。短い時間でも続けることで掃除を習慣化させていくようにしましょう。
床にものを置かない
床に物を置くようになるとゴミ屋敷の一歩ともいえます。「すぐに使うから」と床に置いたままになり、そのままゴミが蓄積していってしまいます。下になってしまったものは、使わずにゴミになってしまうことも多くなります。
床にものを置かないように、都度片付けることを意識してみてください。床が見えるようにしておくことを意識してみてください。
毎月不用品を見直す
毎月不用品を見直す習慣をつけるようにしておきましょう。例えば、毎日の掃除以外の場所で目につかない場所を掃除してもいいですし、不用品があれば思いきって処分しておくと、余計なものが溜まってしまう心配もありません。
収納スペースの8割を意識する
収納スペースにパンパンに物を詰め込んでしまうと、結果的に取り出せなくなってしまい散らかる原因となってしまいます。収納スペースは8割程度の量を意識しておくことで、出し入れもしやすく負担になりにくくなります。収納スペースに詰め込む方法はおすすめしませんので、適量を意識するようにしてみてください。
収納ボックスを使いカテゴリー整理
収納ボックスは、中身が一目でわかるようにカテゴリー整理をしておくのをおすすめします。見出しでラベリングしておき、どこに何をしまうのかすぐにわかる状態で管理しておきましょう。カテゴリー分けが上手にできていると、部屋のなかもすっきりします。
収納ボックスに入らないものは不要だと考え、定期的に見直すようにしておきましょう。見た目のすっきりさを意識するようにしてください。
使ったものは元の場所に戻す
物をどこに置いたかわからなくなってしまう人は、使ったものを元の場所に戻すことを意識するだけでも変わります。
定位置を決めること散らかりにくい環境を作ることにもなります。また、片付けが負担にならないように、使う場所の近くに収納スペースを作るようにしておきましょう。また、家族がいる場合はお互いに置く場所を共有しておくようにしてください。
捨てるだけでなく再利用を意識する
捨てることに罪悪感を覚えてしまうのであれば、再利用も含め検討してみてください。例えば、家族や友人で使う人がいないかどうか確認してみてもいいですし、リサイクルショップに持ち込んで売却する方法もあります。
処分するものによっても変わってきますが、捨てるよりも再利用だと考えると処分する気持ちも楽になります。また、衣替えのタイミングで使わない洋服や靴の見直しを行うようにしておくといいでしょう。
自治体のゴミ分別ルールを理解する
ゴミの処分が苦手な人に多いのが、自治体のゴミのルールがわかりにくいという場合です。処分したいと思ってもどのように片付けたらいいのかわからず、つい後回しになってしまう人もいます。
自治体によってゴミ分別のルールは変わってくるからこそ、まずは把握できるようにスケジュールを一覧にしてまとめておくのをおすすめします。自治体のホームページにて確認できるので、冷蔵庫などに貼りだしておきましょう。
まとめ
ゴミ屋敷の清掃後に再びゴミ屋敷になってしまう人も多くいます。ゴミ屋敷の根本的な原因をしっかりと見直すことはもちろん、片付けがしやすい工夫をすることも大切です。
どうしたら片付けがスムーズにできるのかは人によっても変わってきます。まずは1日5分でもいいので、片付けを習慣化させることを意識してみてください。
この記事の監修者:編集部:三島

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