片付けで得する!ごみ処理のプロが教える節約テクニック
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ゴミ屋敷の片付けなど清掃には一定の費用がかかるため、決して安いものとはいえません。できるだけごみ処理費用を抑えたいと考えている人も多いのではないでしょうか。ごみ処理のプロだからこそわかる、覚えておきたい節約テクニックについて解説します。
ごみ処理は自分で行う方法もありますが、日頃から意識して注意することで負担を減らせる方法もあります。ごみ処理のプロならではの視点で紹介していきたいと思います。
目次
ごみ処理のプロが教える節約テクニック8選
ごみ処理を業者に依頼すると、ごみの量や部屋の広さに応じて金額が変わってきます。
できるだけごみ処理にかかる費用を節約したいと考えている人にとって、どうするべきかポイントがわからず戸惑っている人もいるのではないでしょうか。ごみ処理は、自分にあった対処法を知ることも大切です。
利用できそうな節約テクニックを探してみてください。
・事前にごみを減らせるように見直す
・不用品は処分ではなく買取に出す
・頼れる知り合いに相談して手伝ってもらう
・計画を立てて自分で片づけるようにする
それぞれ詳しく見ていきましょう。
事前にごみを減らせるように見直す
ごみ処理にかかる費用は、ごみの量が大きく関係します。
ゴミ屋敷など明らかに不要なもので溢れている場合は、まずは「3割程度」減らすことを意識してみてください。最初から全部片づけようとしても、負担に感じてしまい片付けから遠ざかる原因となります。
事前に、部屋のなかにある燃やすごみや燃やさないごみを、段ボールにまとめていきましょう。一目見てすぐに分別できるごみを片づけるだけでも、処理費用を下げることにも繋がります。事前に、自分でも片づけられそうなごみがあるかどうか見直し片づけられるようにしましょう。
不用品は処分ではなく買取に出す
処分を考えている不用品のなかで、お金になるものもあるかもしれません。
そのまま処分してしまえばごみになってしまいますが、買取に出せばごみ処理費用の足しになる可能性もあります。買取に出す方法にも種類がありますが、フリマアプリやリサイクルショップに直接持ち込む方法や、買取もしてくれる業者に依頼する方法もあります。
片づけつつ不用品のなかで買取してもらえそうなものがあれば、事前にインターネットで相場を調べておきましょう。買取額が相場よりも安いかどうか、判断するためにも確認しておくのをおすすめします。
頼れる知り合いに相談して手伝ってもらう
ごみ処理を効率的に進めるためにも、人手が重要になってきます。
自分だけで片づけたいと思っていても、家具や家電など運び出しが難しいものもあれば、一人だと片付けが後回しになってしまい進まなくなってしまう人もいます。また、他の人の目があることで片付けようと前向きな気持ちになる人もいます。
ごみ処理費用を抑えるためにも、頼れる知り合いがいれば相談したうえで、一緒に片付けをしてもらうことも節約テクニックに繋がります。自分では思いつかなかった提案をしてくれる場合もありますし、片付けがスムーズに進みます。
計画を立てて自分で片づけるようにする
ごみ処理にかかる費用を節約するためにも、計画的に進めていくことも大切です。
一気に片づけると費用も高くなってしまうため、部屋ごとに片付けのタイミングを決めておき徐々に進めていく方法もあります。数日に分けて片付けられると精神的な負担を減らせるのはもちろん、見直しもしつつ丁寧に進めやすくなります。
ごみ処理費用を節約するためには、自分で片づけをするのが一番です。片づけが苦手な人は1日1捨で少しずつ処分する方法も流行っていますので、自分にあった片付け方法を探すようにしてください。
【業者編】
次に、業者に依頼するときに覚えておきたい節約のポイントを紹介します。
・相見積もりをもらって交渉する
・自治体の収集サービスを利用する
・オプションの追加にならない工夫をする
・積み放題プランで一気に処分する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
相見積もりをもらって交渉する
ごみ処理を業者に依頼するうえで、複数の業者で見積もりを取ることが重要になってきます。
数ある業者のなかで、低価格でサービスの良い業者を選ぶこともできますし、相場よりも高いぼったくり業者を除外することにも繋がります。また、相見積もりで費用を比較したうえで、もう少し安くならないか交渉することも可能です。
ごみ処理業者の多くは繁忙期は高く、閑散期は交渉次第で安くなる可能性も考えられます。まずは、3社以上の相見積もりをもらい、比較することから始めてみてください。
自治体の収集サービスを利用する
処分したいものが家具・家電が数点程度であれば自治体の粗大ごみ回収を利用する方法もあります。自治体によっても回収できる粗大ごみの対象が変わってきますが、数百円〜1,000円程度で処分できるものも多くあります。節約したいと考えている人は、自治体の粗大ごみ回収について調べるようにしてみてください。
ただし、自治体の粗大ごみ回収は担当事務所に連絡し予約をしたあとに、ゴミ処理券を購入し所定の日に指定場所に出す手順が必要です。自治体によって、回収日が1週間以上先になることも多く、早く処分したい人には向いていません。
また、指定場所まで自分で持ち出す必要も出てきます。
節約にはなりますが、処分したい内容によって利用できるかどうかも変わってきます。
オプションの追加にならない工夫をする
ゴミ処理を業者に依頼する場合、オプション追加料金の対象になるかどうかも確認しておきましょう。業者によっても変わってきますが、以下のようなケースで考えられます。
・お住まいが2階以上の人や、エレベーターがついていない場合
・ごみの量が多くスタッフの人数が所定よりも必要な場合
・営業時間外の対応を必要とする場合
・エアコンの取り外しなどの専門的な知識を必要とする場合
オプションの追加項目を減らすことで、費用を節約できるようになります。
例えば、2階以上に住んでいる人は処分したいものを1階まで移動させる方法もあります。どんなオプションがかかるのか、事前に確認しておくと安心です。
積み放題プランで一気に処分する
処分したいごみの量が多い人は、積み放題プランで片づけてしまうのをおすすめします。
業者やプランによっても変わってきますが、軽トラックや1tトラックなど積める分だけ処分できるサービスのことをいいます。家具や家電などの粗大ごみはもちろん、他にも処分できずに困っているものがあれば一緒に片づけられます。
1つずつ処分するよりも積み放題プランのほうがお得に利用できる場合もあります。ごみの分別が難しい人や、とにかく一回で片づけたいと考えている人は、積み放題プランも検討してみるといいでしょう。
ごみを増やすと処理費が高くなる…日頃からできること
ごみを安く処分したいと思っている人にとっても、日頃からごみを減らすための工夫をしておくのをおすすめします。日常生活のなかで、どんなポイントに気を付けるべきなのか、日頃からできるポイントについて説明します。
・買いすぎないように見直す
・リサイクルボックスを上手に活用する
・1年以上使用していないものは処分を考える
それぞれ詳しく見ていきましょう。
買いすぎないように見直す
ごみが多くなってしまう人に多いのが、買い物でつい無駄買いをしてしまっているケースです。
食材をたくさん購入したものの使いきれずに捨ててしまうこともあるのではないでしょうか。事前に献立を考えて必要なもののみ購入するようにする、詰め替えを購入したり、簡易梱包や包装にするだけでも、ごみを減らすことに繋がります。
ごみが増えていけば、処分に費用がかかってしまうため、買い過ぎないように見直すようにしていきましょう。
リサイクルボックスを上手に活用する
街のなかにあるリサイクルボックスも上手に狩るようにしていきましょう。
例えば、回収してもらえるものは廃品回収として出すようにしつつ、段ボールや新聞紙・書籍や雑誌は資源回収で定期的に出すようにしておきましょう。スーパーの入り口にリサイクルボックスを設置しているところも多いので、買い物に行ったついでに出すように習慣づけておくことで定期的に片付けができるようになります。
家のなかに使わないものをそのまま放置しないように、リサイクルボックスも上手に活用してください。
1年以上使用していないものは処分を考える
家の中にある1年以上使用していないものは、処分を考えるようにしてみてください。
衣類や家電など購入したものの使わずに閉まったままになっているものもあるのではないでしょうか。修理すれば使えるから…とそのままにしてしまう人もいるのですが、1年以上使っていないのであれば修理に出さなくなってしまう人のほうが多いと思います。
できれば見直すタイミングとして、季節ごとに確認すると処分しやすくなります。
ごみ処理をするときの注意点
ゴミ処理を自分で行うべきか、業者に依頼するべきか迷っている人もいるでしょう。
自分でごみ処理をするときに覚えておきたい注意点について説明します。
・安すぎる業者は注意するべき
・自分で処分するときはケガに注意
・間違えた分別で自治体から指導をうけることも
それぞれ詳しく見ていきましょう。
安すぎる業者は注意するべき
ごみ処理の業者のなかには、無料に近いような金額を提示してくる業者もいます。
費用を節約したいと考えている人にとっても、安いからという理由で利用してしまう人もいます。見積もりの内容に詳細が記載されておらず、後から追加費用を請求される可能性もあります。
ごみ処理にかかる費用は決して安いものではないからこそ、見積もりの内容が明確かどうか、追加費用がかからないかどうか確認しておきましょう。
自分で処分するときはケガに注意
自分で処分すると節約にはなりますが、ケガや事故のリスクについても考えられます。
例えば、大量のごみを抱えているときや重いものを移動させるときに、腰を痛めてしまう可能性もあります。自分でごみを分別しまとめる手間もかかりますし、持ち込むまでの移動代も含めて考えると、費用がかからないともいえません。
ケガのリスクもあるからこそ、無理に移動させないように気を付けましょう。ごみ処理業者の場合、電話一本で運び出しから依頼できるのもあり安心感もあります。
間違えた分別で自治体から指導をうけることも
ごみを自分で処分する場合、時間や労力など総合的に考えると業者に依頼したほうが結果として節約になることも少なくありません。
また、間違えた分別をしてしまうと自治体から指導を受けてしまいやり直しになってしまうこともあります。ごみの処分に慣れておらず、分別に自信がない人もいるでしょう。
やり直しになるリスクを考えると、依頼してしまったほうが、スムーズにゴミの処分ができる場合もあります。
まとめ
ゴミ処理のプロ目線で、節約テクニックについて説明しました。
自分で処分するのか業者に依頼するのかによっても変わってきますが、まずはごみを見直し自分で片づけられる範囲で減らしておくことも大切です。
ごみの量が多いとその分処分にかかる費用も多くなります。
また、処分するごみが少量であれば自治体の粗大ごみ回収や、場所ごとに片付けの範囲を決めて数日かけて片づける方法もあります。
ただ、処分するごみの範囲や量が多いときは、ゴミ処理業者に依頼するようにしてみてください。どこの業者に依頼するのかによっても変わってくるため、相見積もりの比較はしっかりと行いましょう。
この記事の監修者:編集部:三島

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