サービス内容で選ぶ!おすすめごみ収集業者の特徴

ごみ収集業者を選ぶ時に、何を基準にしたらいいのか迷っている人もいるのではないでしょうか。一口にごみ収集業者と言ってもさまざまなケースがあり、行っているサービスにも違いがあります。
そのため、どこに依頼したらいいのか迷うこともあるでしょう。おすすめごみ収集業者の特徴も踏まえ、詳しく説明していきたいと思います。
ごみ収集業者のサービス内容や種類
ごみ収集業者は、個人や法人が不要となった家具や家電などの不用品や、雑貨や遺品などを回収し処分するサービスを提供しています。業者によっても、対応しているサービス内容が異なります。
そのため、どのようなサービスを提供しているのか、確認することが大切です。
具体的には、以下のサービスを提供しています。
・不用品回収
・遺品整理
・ゴミ屋敷片付け
・特殊清掃
・不用品買取
それぞれのサービス内容を見ていきましょう。
不用品回収
不用品回収は、個人・法人が不要になったものを回収するサービスです。自治体の粗大ゴミでは処分できない一辺が30cm以上の場合や、分別が難しいもの、自分では搬出するのが難しいものが、回収の対象となります。
基本的に、不用品の分別や袋にまとめる、搬出などの作業をすべて業者に依頼できます。不用品回収によっても、どこまで回収してくれるのかが変わってきます。不用品回収は、集めたものをリサイクル品として海外に輸出することもあります。
そのまま処分するのがもったいないものは、不用品回収に依頼するのをおすすめします。
遺品整理
遺品整理は、家族や親族が亡くなり使っていたものを整理して片付けることをいいます。遺品整理は遺族が行うものというイメージを持っている人もいるかもしれません。故人との思い出が詰まっているものも多く、悲しみが強く出てしまい遺品整理ができない人も少なくありません。
遺品整理が初めての人も多いからこそ、経験豊富な作業員が丁寧に仕分けを行い、手元に残すものや、形見分けをするものなど必要な度合いによって分けていきます。核家族化が進み、自分たちで片付けるのが難しい人も増えています。また、遺品整理の不用品は、リサイクルやリユースされ処分されない点も大きなメリットと言えるでしょう。
ゴミ屋敷片付け
ゴミ屋敷の片付けは、不用品や生活用品で部屋の中が汚れてしまい、床も見えないほどの状態の部屋を片付けていくことをいいます。足の踏み場がないほど散らかっている状態だと、自分で片付けるのは現実的ではありません。
なかには、忙しく片付けができない人や、精神的な問題を抱えておりゴミ屋敷の片付けができない人もいます。また、ご高齢の人だと、片付ける気力や体力もなくゴミ屋敷化してしまうケースも出てきます。さまざまな事情を抱えてゴミ屋敷になってしまった家や部屋を片付けていきます。
特殊清掃
特殊清掃は、血液・体液・排泄物などの特殊な部屋の片付けを行うサービスです。高齢化や核家族化に伴い、孤独死も増加傾向です。これらの汚れは、感染症を引き起こす可能性も考えられます。専門の道具を使って清掃を行う必要があります。
特殊清掃は、遺品の片付けも一緒に行うケースも多いため、同時に行われることも少なくありません。個人では片付けるのが難しいからこそ、不用品回収業者に依頼する人も多いのです。
不用品買取
不用品買取は、不用品のなかで価値のあるものやまだ使えるもの、比較的新しいものを見つけて買取に出すサービスです。不用品のなかに買取してもらえるものがあれば、査定を依頼できるようにしておきましょう。
ただし、買取サービスはリサイクル品として再販するのが一般的です。そのため、状態が悪いものや市場価値の低いものは買取の対象外となってしまうケースもあります。不用品買取は必ずしも、買取対象になるとは限らない点も覚えておきましょう。
おすすめのごみ収集業者の特徴
ごみ収集業者を選ぶ時に、何を基準にしたらいいのか迷っている人もいるでしょう。おすすめのごみ収集業者は下記のような特徴があると言われています。
・廃棄物処理業者処分業の許可を取得した業者であること
・市区町村長から一般廃棄物収集運搬許可を得ていること
・処理フローを公開している業者であること
・会社の情報が明確になっていること(所在地)
・料金体系について明確に提示していること
・問い合わせ時の対応が丁寧で安心できること
・保証もついているので何かあったときに安心できること
・日付など相談にのってくれるなど対応が柔軟(オプションあり)
・口コミや評判も多く実績があること
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
廃棄物処理業者処分業の許可を取得した業者であること
回収したゴミの処理や廃棄には、廃棄物処理業者・処分業の資格が必須です。これらの資格を取得せずにゴミを回収してしまうと「無許可営業」になってしまいます。
ホームページの会社概要欄に記載されていることが多いため、資格を取得しているかどうか確認しましょう。また、記載がないときは、問い合わせで確認してみてもいいと思います。その時の対応で利用するかどうか、決める基準にしてみてもいいでしょう。
市区町村長から一般廃棄物収集運搬許可を得ていること
一般廃棄物収集運搬許可は、その名の通り一般廃棄物を収集、運搬するために必要な許可のことをいいます。許可を得るためには市町村長に申請をとる必要があります。
市町村によっても、許可要件が変わってくるため、事前に自治体に確認するようにしましょう。一般廃棄物収集運搬許可をとっていない業者に依頼してしまうと、不法投棄や環境を考慮せずトラブルの原因となってしまうこともあります。許可をとっているかどうか、事前に確認しておくことが大切です。
処理フローを公開している業者であること
ごみ収集業者は、処理フローを明確にして公開しているかどうかです。中間処理の方法やリサイクルをどうしているのか、情報が公開されているからどうかです。回収したごみを最後まで責任をもって対応してくれる業者かどうかです。安心して依頼するためにも処理フローを公開し、透明化しているかどうか調べておきましょう。
会社の情報が明確になっていること(所在地)
ごみ収集業者を選ぶときは、会社情報が明確になっているかどうかも重要です。例えば、会社の住所はもちろん、連絡先や実績、所有している資格なども含め、確認しておきましょう。
信頼できる不用品会社は、所在地や連絡先(携帯電話ではない)、代表者名などできる限りの情報を記載しています。ごみ収集業者にとっても、アピールできるポイントだからこそ、ホームページに記載されているはずです。会社の情報が明確に記載されているかどうかが重要なポイントです。
料金体系について明確に提示していること
ごみ収集業者は、料金体系が明確に提示されていることも重要になってきます。透明性のある料金体系の業者を選ばないと、悪徳業者のトラブルに巻き込まれてしまう可能性があります。なかには、最初の見積もりから請求が上乗せされ、予定よりも高い費用がかかってしまうこともあります。
料金の内訳が記載されているのはもちろん、回収する品目ごとの料金や追加料金がかかるかどうかも確認しておきましょう。また、支払い方法にクレジットカードや振込が選択できるかどうかも含め確認するようにしておきましょう。
問い合わせ時の対応が丁寧で安心できること
問い合わせをした時に、丁寧な対応かどうかを確認しておきましょう。ホームページには、魅力的なことが記載してあったとしても、問い合わせが適当な会社は信用できません。
質問に対してわかりやすく説明してくれるのはもちろん、横柄な態度を取らない業者に依頼するようにしておきましょう。問い合わせ対応次第で、会社の印象が変わることを充分に理解しているからこそです。
保証もついているので何かあったときに安心できること
回収作業中にもしものことがあった時に、保証がついているかどうかも重要です。作業中に、設備や建物が破損(故障)してしまったときに、保険が適用されます。
保険に加入していないごみ収集業者の場合、こうしたトラブルを隠してしまい報告してくれない場合もあります。自社保証があるかどうかも含め、どのような保証が利用できるか確認しておくようにしましょう。
日付など相談にのってくれるなど対応が柔軟(オプションあり)
ごみ収集業者を選ぶ時は、回収日も含め相談にのってくれるなどの柔軟な対応が期待できるかどうかも重要です。例えば、引越しまでの期限が近いのでできるだけ早く片付けたいと考えている人もいるでしょう。
仕事で、土日しかごみ収集に立ち会えない人もいると思います。都合があっても相談できない、合わせて当たり前のごみ収集業者の場合、利用しにくく感じると思います。契約した後に、思い通りにならないときに別のごみ収集業者を探す手間が省けるようになります。
口コミや評判も多く実績があること
実際に利用した人の口コミや評判が多く実績のあるごみ収集業者を選ぶことも大切です。
ホームページだけではわからない情報を知る機会にもなります。Googleマップやホームページなど、口コミを見てどの程度実績があるのかも確認しておきましょう。
実績が多い=利用者が多いことがわかるので、安心できる業者であるのがわかると思います。実績を提示していない業者は注意しましょう。
選ぶべきではないごみ収集業者の特徴
ごみ収集業者のなかでも、選ぶとトラブルの原因となるような業者もあります。選ぶべきではない、ごみ収集業者の特徴を紹介します。
・無料であることを売りにしている
・トラックで巡回しており会社の所在地が不明
・見積もりの詳細について教えてくれない
・連絡先が携帯電話のみ
・対応が雑で質問すると嫌な対応をする
それぞれ詳しく見ていきましょう。
無料であることを売りにしている
ごみ収集業者のなかでも、無料であることを売りにして契約しようとする業者はおすすめできません。本来、ごみを処分しようとすれば一定の費用がかかるものです。それなのに無料で回収できるのは何かしら理由が隠れている場合もあります。
また、無料と謳い契約し、後からお金を請求してくる業者もいます。無料であることを売りにして、集客している業者は選ばないようにして下さい。
トラックで巡回しており会社の所在地が不明
ごみ回収業者のなかには、トラックで巡回しているような業者もいます。また、ポストにチラシを投函したり、自宅に突然訪問してくる業者もいます。会社の所在地を明確にしていない業者の場合、個人で営業していることも少なくありません。必要な資格を取得しているのかどうかも変わってきます。会社の所在地が不明な業者は、利用しないのをおすすめします。
見積もりの詳細について教えてくれない
ごみ収集業者のなかには、提示した見積もりに対して詳細を教えてくれない業者もあります。ごみを回収するのにどのくらいの費用がかかるのか、処分にかかる費用や内訳など明確に提示してくれる業者だと安心です。見積もりの詳細について、質問したときに丁寧な対応をしてくれるかどうかも含め、判断するようにしておきましょう。
連絡先が携帯電話のみ
ごみ収集業者の連絡先が、携帯電話のみの場合は固定電話がないか確認しておきましょう。固定電話のないごみ収集業者は、きちんと資格を持っているかどうか調べておく必要があります。もしもトラブルが起きてしまったときに、携帯電話だと通じない可能性も出てきます。携帯電話以外の連絡先の有無を確認しておくのをおすすめします。
対応が雑で質問すると嫌な対応をする
ごみ収集業者に問い合わせをしたときに、態度が悪い点が気になるのであれば、利用しないのをおすすめします。
本来であれば、お客様として対応すべきです。質問をしても嫌な顔をしたり対応が雑なケースでは、信用してお任せできなくなってしまいます。丁寧な対応は、信用に直結する部分だからこそどのような対応をするか確認しておきましょう。
まとめ
ごみ回収業者に依頼する場合、まずは目的にあったサービスを提供しているかどうかを確認するようにしましょう。
また、本当に利用するべき業者なのか、おすすめの項目を満たしているかどうかも確認してみてください。少しでも不安な要素の残るごみ収集業者は利用しないようにしましょう。
この記事の監修者:編集部:三島

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