ゴミ屋敷の片付けに60万円は普通?相場と費用を抑えるコツをプロが解説
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実は、ゴミ屋敷の片付け費用が60万円以上かかるケースは珍しくありません。見積もりを見て「こんなに高いの?」と感じた方も多いのではないでしょうか。
本記事では、なぜ費用が高くなるのか、そしてどんな工夫で安く抑えられるのかを、わかりやすく解説します。
目次
ゴミ屋敷の片付け料金の相場とは?

まずは、ゴミ屋敷の片付けには、実際にどのくらいの費用がかかるのかを知ることが大切です。
以下は間取り別の平均費用相場です。
|
間取り |
費用相場 |
|---|---|
|
1R/1K |
5~10万円 |
|
1DK/1LDK |
10~20万円 |
|
2DK/2LDK |
15~30万円 |
|
3DK/3LDK |
20~50万円以上 |
片付け費用はゴミの量や状態、部屋の広さによって大きく変動します。60万円を超えることも珍しくありませんが、それには明確な理由があります。
費用相場と業者選びのポイントはこちらの記事も参考にしてください。
ゴミ屋敷の片付けの費用相場と失敗しない業者の選び方
ゴミ屋敷の片付けに60万円超え!? ゴミ屋敷片付けが高額になる5つの理由

ゴミ屋敷の片付け費用が60万円以上と言われると、一見驚きますが、実際にそのような見積もりが出るケースは珍しくありません。なぜここまで高額になるのか、その背景には、作業内容の特殊性が関係しています。
特に以下のような条件が重なると、費用は一気に跳ね上がります。
・ゴミの質が悪い
・犬や猫などを多頭飼いしている
・大型家具や家電が多く、搬出に時間がかかる
・部屋数が多い、複数階の一軒家など作業範囲が広い
・脱臭、除菌、リフォームなどの追加作業が発生する
1.ゴミの質が悪い(糞尿・腐敗・害虫などが含まれる場合)
ゴミ屋敷には腐敗した食べ物や糞尿、害虫が混ざっていることがあります。こうした汚れが混在していると、通常の片付けだけでは対処できず、消臭・除菌・害虫駆除といった特殊清掃が必要になります。これらの追加工程は、機材や薬剤、防護作業などが必要となるため、費用が大幅に跳ね上がります。
「ゴミ屋敷はゴキブリなどの害虫が多い場合が多いです。ゴミ屋敷の近隣住民からも「部屋は調べれば色々注意点出てくると思うんだけど、部屋だけじゃなくて近所にゴミ屋敷がないかとか見たほうがいい、マジで害虫被害にあう」(X投稿より/2025年10月5日)
2.犬や猫などを多頭飼いしている
犬や猫などのペットを複数飼っている場合、糞尿の跡や動物臭、抜け毛、ノミ・ダニの駆除が必要です。脱臭機やオゾン除菌機の使用、床・壁の消毒作業など、通常清掃では対応できない工程が加わるため、費用がかさみます。
また、ゴミ屋敷と動物の多頭飼育崩壊が同時に発生するケースも珍しくありません。最近では、深刻な社会問題にもなっています。詳細は下記の記事を参考にしてください。
ゴミ屋敷と多頭飼育崩壊問題
3.大型家具や家電が多く、搬出に時間がかかる
冷蔵庫、ベッド、タンスなどの大型粗大ゴミが多い現場では、搬出や処分費が高額になる傾向があります。人手、トラック台数、作業時間が増えると、全体のコストに直結するからです。また、エレベーターなしのマンションでは階段搬出の追加料金も発生します。
4.部屋数が多い・複数階の一軒家など、作業範囲が広い
ゴミ屋敷の片付け費用に大きく影響するのが「作業範囲の広さ」です。広範囲にわたる現場では作業人数の増員や作業日数の延長が必要になるため、必然的に人件費や交通費なども増加するからです。
「1階だけで終わる現場」と「3階建て全体を片付ける現場」とでは、同じゴミ量でも労力と時間に差が出るため、料金設定にも大きな差が生まれます。
5.脱臭・除菌・リフォームなどの追加作業が発生する
片付けた後に異臭やシミが残る場合、床や壁紙の張り替え、脱臭コーティングなどの原状回復工事が必要に内容になるケースも。これらは通常オプション扱いとなり、数万円〜数10万円の上乗せとなる場合もあります。
ゴミ屋敷の片付け料金に60万円以上かかる事例

ここでは、実際に60万円以上請求される可能性が高い事例を紹介します。以下は高額ケースの一例です。
例:2階建て・5LDK+物置付き一軒家
- 建物規模・間取り:5LDK+物置、3階建て
- 状態:各部屋に床上までゴミ、腐敗物混在、ペットの糞尿・臭気あり
- 作業内容:ゴミの分別・搬出、大型家具・家電の撤去、消臭・除菌、害虫駆除、壁紙・床の修復・張替え
- 見積額の目安:80〜120万円程度を要する可能性
- 補足:1階には散乱した衣類やプラスチック製品、2階にも段ボールや古紙、物置に大量の不用品がある
こういったゴミ屋敷では、通常の片付け作業だけでは到底追いつかず、特殊清掃や原状回復工事まで含めなければなりません。結果として60万円を大きく超える見積もりが出ることがあります。
このような高額ケースでは、ゴミの質・量・運搬距離・建物構造・追加作業(脱臭・修繕)といった複数の要因が複雑に絡み合い、料金が跳ね上がってしまいます。
退去費用の詳細については下記の記事も参考にしてください。
賃貸のゴミ屋敷、退去費用はいくら?安くすませるコツは?
60万円以上の高額見積を避けるコツは?

ゴミ屋敷の片付け費用は、状況によっては60万円を超えることもありますが、ちょっとした工夫で数万円以上節約できる可能性もあります。ここでは、自力でできる対策や、業者選びのポイントを具体的にご紹介します。
自分でできる範囲の分別・片付けを事前に済ませる
作業費が高くなる主な要因は、「ゴミの量」と「特殊清掃の有無」です。安全かつ無理のない範囲で、腐敗していない衣類・紙・ペットボトルなどの一般ごみを分別しておくだけでも、費用は抑えられます。
分別が進んでいれば、作業時間の短縮に加えてスタッフ人数も減らせるため、人件費の節約にもつながるのです。
複数業者から見積もりを取り、比較する
「同じ1K・同じゴミ量」でも、業者によって5〜10万円以上の差が出ることもあります。理由は、見積もりに含まれる作業範囲(分別・搬出・消臭など)が異なるためです。
- 見積書では「含まれる作業内容」「追加料金の有無」を必ず確認
- 特殊清掃や家電撤去などが別料金になっていないかチェック
最低でも2〜3社から見積もりを取り、内容を比較することが無駄な出費を防ぐポイントです。
分割払いや後払いに対応している業者を選ぶ
「今すぐにまとまったお金がない……」という方も安心してください。分割払いや後払いに対応している業者もあります。
- 清掃完了後の後払いOK
- クレジットカード払いや分割ローン対応あり
これらのサービスを提供している業者であれば、急な出費に悩まされることもなくなります。
業者選びのポイントはこちらの記事も参考にしてください。
ゴミ屋敷片付け分割払い対応業者8選
実際に自分のケースでは片付け費用がいくらかかるのか不安な方も多いはずです。まずは信頼できる清掃業者に、見積もりを依頼してみましょう。あなたの条件にあった地域の信頼できる業者を無料で紹介します!
よくある質問
Q1. ゴミ屋敷の片付け費用はいくらが相場ですか?
ゴミ屋敷の片付け費用は、間取りやゴミの量によって大きく変わりますが、1R・1Kの場合は5〜15万円前後が一般的です。ただし、特殊清掃が必要だったり、ゴミの質が悪かったりする場合は30万円以上になることもあります。
Q2. 一軒家のゴミ屋敷だと、どのくらいの費用がかかりますか?
一軒家(2階建て・3LDK〜)では30〜80万円以上かかることも珍しくありません。部屋数が多く動線が複雑なほど作業範囲が広がり、人件費や搬出コストも高くなります。
Q3. ゴミ屋敷を片付けたいけど、お金がない場合はどうすればいいですか?
分割払いや後払いに対応している業者も存在します。条件に合えば、清掃完了後に支払うことも可能です。
まとまった額の請求が不安な方は、分割払いや後払いできる業者を選びましょう。詳しくは以下のフォームより分割払いや後払いができる業者をお尋ねください。あなたの条件にあった地域の信頼できる業者を無料で紹介します!
まとめ
「ゴミ屋敷の片付けに60万円もかかるなんて…」と驚かれる方も少なくありません。本記事で解説したように、費用が跳ね上がる背景には、ゴミの量や質、作業範囲の広さ、特殊清掃の必要性などいくつもの要因があります。
しかし、以下のような対策を取ることで、数万円〜十数万円の費用を抑えることも可能です。
- 腐敗していないゴミの分別を自分で済ませておく
- 複数の業者に見積もりを依頼して比較する
- 分割払いや後払いができる業者を選ぶ
「お金がないけど片付けたい」「どこに相談すればいいかわからない」 そんな方も、まずは信頼できる業者に無料相談してみてください。
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